続きまして、6月定例会以後の主な事項について、概要を御報告申し上げます。
- 7月22日から23日にかけての大雨への対応等について
- 危険空家等解体撤去費補助金の申請状況等について
- 公共施設の個別施設計画策定の進捗状況について
- 平成28年度の市税等の収納状況と未収債権対策について
- 大館市エコフェアについて
- 大館市環境マネジメントシステムサーベイランス及び移行審査について
- 臨時福祉給付金の支給状況について
- 企業主導型保育事業の進展について
- クマの目撃・被害状況について
- 農作物の生育状況等について
- 農業委員の任命と農地利用最適化推進委員の委嘱について
- 雇用対策と地元企業への支援等について
- 台湾トップセールスについて
- 渋谷駅長トークセッションについて
- 秋田犬を活用した観光誘客の取り組みについて
- 夏季イベントの開催状況について
- 釈迦内パーキングエリアを活用した観光利用促進に関する社会実験について
- 市営新町住宅他建替え事業第二期工事の完了について
- NHKのど自慢について
- 大館市成人式について
- 東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿誘致に向けたタイ王国訪問について
- 国民体育大会東北ブロック大会兼東北総合体育大会について
1 7月22日から23日にかけての大雨への対応等について
東北北部に停滞した梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだため、市内は7月22日早朝から23日昼頃まで大雨となりました。
市では、22日午前9時15分に災害警戒対策室を設置して警戒に当たり、秋田県総合防災情報システムからの気象情報、秋田地方気象台からの気象予測、能代河川国道事務所からの河川水位の上昇見込みなどをもとに、正午には災害対策本部に切り替え、和田 秋田地方気象台長、坂 能代河川国道事務所長とのホットラインにより最新情報を確認しながら、対応に当たったところであります。
この間、市全域で断続的に強い雨が降り、陣場では最大1時間降水量が78ミリメートルを記録しました。市内の全河川の水位も急激に上昇し、下内川で越水が見られたことから、22日正午、沼館地区219世帯570人に避難勧告を発令し、23世帯47人が避難所である沼館町内会館に避難しました。
8月23日現在の被害状況は、住家床下浸水が4棟、道路や河川、河川敷被害が77か所、農地や農業用施設、林道被害が216か所、農作物の概算被害額が約1,136万円などとなっております。
人的被害が出なかったことが何よりであり、各機関の活動に対しまして、厚く感謝申し上げますとともに、先般、激甚災害の指定を受けたことから、復旧に向け全力で取り組んでまいります。
なお、復旧工事に係る測量設計費等につきまして、8月3日に専決処分させていただきましたが、現在、復旧工事等に要する費用を精査中であり、本定例会に関係予算を追加提案させていただく予定でありますので、よろしくお願い申し上げます。
2 危険空家等解体撤去費補助金の申請状況等について
本年4月に創設したこの制度では、特定空家等に認定した建物について、解体撤去費用の2分の1、50万円を上限に補助金を交付することとしており、市広報やホームページで周知したところ、20件の空き家について相談がありました。
建築士の資格を持つ市職員が空き家の危険度判定調査を行い、その結果を基に、7月6日に開催した、庁内の関係部課長等で組織し、副市長を会長とする「空家等対策検討委員会」及び、7月18日に開催した、弁護士、司法書士など学識経験者等で組織し、私が会長を務める「空家等対策協議会」での協議を経た上で、12件の空き家を特定空家等に認定しております。
これらについて、現在、補助金交付に向けた書類審査を行っており、8月24日時点で審査が終了した7件については交付決定通知書を発送したところであります。
本事業により、危険な空き家の解体が促進されていくものと考えており、市民の安全・安心確保のため、今後も事業の更なる周知・啓発に努めてまいります。
なお、本定例会に関係予算案を提出しておりますので、よろしく御審議をお願い申し上げます。
3 公共施設の個別施設計画策定の進捗状況について
この計画は、昨年度策定した「公共施設等総合管理計画」の基本方針に基づき、将来の人口動態も勘案しつつ、中長期的な視点に立った更新、統廃合、長寿命化等による最適な施設配置を実現するため、個別施設ごとに策定するものであり、対象は、既に「長寿命化計画」を策定している都市公園などを除いた457施設となっております。
4月26日には、副市長を会長とする「公共施設等総合管理計画推進会議」を開催し、計画策定の取組方針やスケジュール、対象施設、施設所管部署の横断的な連携を確認しており、現在、計画の概要を取りまとめているところであります。
本定例会において、この概要について説明させていただき、御意見を伺いながら計画案を取りまとめ、12月定例会でお示しした上で、パブリックコメントを実施し、年度内に計画を策定することとしております。
また、本計画策定後は、概ね5年ごとに計画を見直し、施設の最適な配置や適正管理に努めてまいります。
4 平成28年度の市税等の収納状況と未収債権対策について
市税は、現年度分の収納率が前年度を0.04ポイント上回る99.36パーセント、収納額が前年度比1億2,219万円増の80億6,342万円で、滞納繰越分を合わせた未収残高は3,931万円減の3億9,424万円となっております。また、国保税は、現年度分の収納率が前年度を1.04ポイント上回る96.73パーセントで、滞納繰越分を合わせた未収残高は5,940万円減少し、3億5,490万円となっております。
本市の現年度分の収納率は、速報値ではありますが、市税は平成23年度から、国保税は24年度から、県内13市中トップを維持しております。
企業会計を含めた税外収入金は、現年度分の収納率が98.4パーセント、滞納繰越分を合わせた未収残高は、前年度比566万円減の2億7,844万円となっております。
市税等の滞納対策については、休日納付・相談窓口を開設しているほか、悪質な滞納者に対しては給料、預貯金等の債権差し押さえなどの滞納処分を実施しており、今後も市の債権全体について公平性の確保と新規滞納の発生抑制に努めながら、未収債権の整理を進めてまいります。
5 大館市エコフェアについて
7月8日、9日の両日、ニプロハチ公ドームを会場に開催した大館市エコフェアは、3R意識の醸成と環境リサイクル事業の推進を目的に、マンモスフリーマーケットとともに毎年開催しており、今年で11回目を迎えました。
会場では、市内外の環境団体やリサイクル関連企業がブースを設け、活動や製品を紹介したほか、家庭ごみの分別を周知するための「ごみ分別ゲーム」や、廃食用油から製造した燃料で走るトラクターの試乗、使用済み小型家電(こでん)の分解などの体験イベントも開催し、1万7,000人の来場者で賑わいました。
また、本市などが提案した、2020東京オリンピック・パラリンピックで授与されるメダルに回収金属を活用する「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」が全国的に進められていることから、会場内に「こでん回収コーナー」を設け、プロジェクトの意義を周知するとともに、回収への協力を呼びかけました。
6 大館市環境マネジメントシステムサーベイランス及び移行審査について
ISO14001規格に基づく本システムについて、7月13日、14日の2日間、審査登録機関によるサーベイランス(維持審査)に加え、規格の改定にともなう新規格移行審査が行われました。
審査員からは、庁内コミュニケーションの実施や各部署での環境への取り組みなどが有効に機能、維持されていると高い評価をいただきました。
審査では、5項目において「充実事項」の評価を受けたものの、1項目において「不適合」、2項目において「不適合可能性の示唆」、6項目において「改善の余地」の指摘を受けておりますので、指摘事項について必要な是正を行い、本システムの更なる改善を図ってまいります。
今後、9月下旬に行われる審査登録機関による判定委員会の審査を経て、本システムの登録が維持される見込みとなっております。
7 臨時福祉給付金の支給状況について
この給付事業は、平成26年4月の消費税率引き上げによる影響を緩和するため、所得の低い方に対し、軽減税率の導入など、制度的な対応が行われるまでの間の措置として、26年度から毎年度実施されております。
今年度の臨時福祉給付金は、消費税率の引き上げが31年10月まで2年半延期され、制度的な対応も延期されたことを踏まえて支給されるもので、支給対象者1万7,836人のうち、申請期限の6月30日までに申請のあった1万7,296人に1万5,000円を支給し、支給率は96.97パーセント、支給額は2億5,944万円となっております。
また、26年度から29年度までの臨時福祉給付金の支給者数は、延べ8万946人で、支給総額は約10億1,800万円となっております。
8 企業主導型保育事業の進展について
9月1日、社会福祉法人 成寿会が、本市では初となる「企業主導型保育施設」を成寿苑の敷地内に開園します。
これは、国の支援を受け、民間企業が事業所内に保育施設を設置し、従業員だけでなく、地域の方々にも保育サービスを提供するもので、成寿苑の施設は定員が18人、そのうち9人は、従業員以外の子どもを受け入れることができます。
また、本市2例目として、ニプロ株式会社大館工場が、工場敷地内に50人規模の保育施設設置を予定しており、来年2月の完成を目指し、建設に着手したところであります。
企業主導型保育施設は、仕事と子育ての両立支援はもとより、人材確保や労働環境の向上、また、待機児童の減少、病児保育の拡充など、様々な効果が見込めるものと期待しており、他企業への普及啓発の契機ともなった両企業の取組みに心から敬意を表するものであります。
9 クマの目撃・被害状況について
今年は、市街地へのクマの出没が多発しております。8月23日現在でのクマの目撃・被害情報は207件と、昨年に比べて33件多く、そのうち被害報告につきましては、7月後半の農作物の収穫時期から増加し、農作物や比内地鶏、養蜂箱などで55件と昨年に比べ19件多い状況となっております。
今年の捕獲申請は33件と昨年に比べ1件多く、市では現在、10か所に捕獲用の檻を設置して捕獲活動を行っているところであり、23頭を捕獲しております。また、7月4日には花岡小学校、北陽中学校において猟友会と警察によるクマ対策講習会を開催したほか、8月13日には芝谷地湿原植物群落の遊歩道脇でクマ1頭が目撃されたことから、立ち入り禁止の措置を取っております。
これから農作物や果樹の収穫盛期を迎え、クマの活動も活発となることから、檻の増設や、追い上げ活動などを適宜実施していくほか、小・中学生や企業を対象としたクマ対策講習会の開催など、被害防止のための活動を更に進めてまいります。
なお、本定例会に関係予算案を提出しておりますので、よろしく御審議をお願い申し上げます。
10 農作物の生育状況等について
水稲については、斑点米カメムシ類の発生が多いことから、防除対策の徹底と、気象変動に応じた水管理をするよう「コメ通信」で呼びかけております。
生育は、草丈は短いものの、茎数と葉数は平年並みで、葉色は淡い状況となっております。出穂盛期は8月4日と平年より1日早かったものの、ほ場間の差が大きくなっており、登熟は、8月中旬に気温が低くなりましたが、概ね順調に進んでおります。
野菜については、6月の低温が影響し生育が緩慢に推移しましたが、7月に入り気温が平年より高く推移したことから、生育は回復してきたものの、一部には生産量の低下が見られました。また、害虫の発生が平年より多く見られましたが、防除等対策を講じた結果、全体として品質に大きな影響は見られませんでした。
主な品目では、枝豆は、6月の低温の影響で開花がバラつき、極早生品種の単収は平年より減少し、また、7月下旬からの高温により過熟気味で、莢の色は淡い状況にあります。出荷は、予定より5日遅い7月19日から始まり、品薄傾向のため価格は平年より高めとなっております。また、農産物流通加工センターでの枝豆加工は、7月20日から稼働しております。
アスパラガスは、6月の低温の影響により成長が遅れ、夏どりの出荷開始が1週間遅くなり、また、7月以降の少雨高温により一部品質の低下が見られ、出荷量が減少したものの、価格は平年並みとなっております。
果樹は、開花が、リンゴは2日、梨は3日早く、開花量は多く、結実率は高い状況にあります。肥大は、少雨により停滞し、収穫は平年より遅れる見込みです。
今後も、気象変動や病害虫の発生に注意し、農家に対して適切な指導を行ってまいります。
11 農業委員の任命と農地利用最適化推進委員の委嘱について
農業委員会法の改正による新たな農業委員19人を7月20日に任命いたしました。任期は3年で、農地の適正な管理、運用に対処していただくことになります。
また、8月1日には、農地利用最適化推進委員として18人の方々を農業委員会が委嘱しております。推進委員は、このたびの法改正により新たに設置されたものであり、農地の有効利用を図るため、担い手への農地の集積や、耕作放棄地対策の推進、新規就農者の育成などの活動をそれぞれの地域で行っていただくことが主な任務となっております。
農業委員と推進委員の皆様には、密接に連携を図りながら、農業生産力の増進と経営の合理化に取り組んでいただきたいと考えており、本市農業の更なる発展に大きな期待を寄せるところであります。
12 雇用対策と地元企業への支援等について
来春の市内高校卒業予定者の就職動向は、7月末現在、就職希望者181人のうち112人が県内就職を希望しており、昨年同期との比較では、就職希望者、県内就職希望者がいずれも22人の減となっております。一方、市内企業の求人数は92事業所424人で、昨年同期との比較では9事業所108人の増となっております。
市内企業の慢性的な人手不足を背景に求人数が大幅に増加していることから、7月に、高校3年生と企業を対象とした求人求職情報交換会を実施したほか、在学中の早い時期から地元企業に対する理解を深めるため、高校1・2年生を対象に地元企業説明会を開催する予定であります。
また、地元企業の優れた技術や製品をYouTube等で配信し、若者にPRする「いつでも職場見学活Job大館・北秋企業紹介ムービー」については、3月に配信した21社に加え、新たに応募のあった19社分の映像を作成中であります。
さらに、市内に定住し企業の中核を担う人材を確保するため、今年度「大館市奨学金返還助成制度」を創設しました。これは、28年度以降に大学等を卒業した市民や、それ以前に卒業し、29年4月1日以降に転入した方が、市内の企業に就職した場合に、年間の奨学金返還額の3分の2、上限20万円を、卒業した大学等の修学年数と同期間助成するものであります。これに加えて、本市とともに奨学金返還を支援する「賛同企業」への就職者に対しては、企業が定める職種や助成割合に応じて、残りの3分の1、10万円を上限に、助成額を上乗せすることとしております。
一方、地元企業の新たな技術や商品の開発を支援するため、今年度「大館市新技術・新商品開発等支援事業費補助金制度」を創設しました。この制度では、開発段階における試作、評価、改良や、販路拡大に係る経費などを幅広く補助対象としているほか、複数の事業者が共同で開発する「連携事業」に対しては支援を厚くするなど、地域ぐるみの地域資源活用を推進しております。
なお、サテライトオフィス事業については、今日現在でIT企業など46社133人がお試し勤務を終え、さらに19社84人からの予約を受けております。多くの企業ニーズを反映させた独自の誘致戦略を策定し、将来のサテライトオフィス誘致、IT人材の確保につなげたいと考えております。
13 台湾トップセールスについて
8月21日から25日までの5日間、佐竹知事を団長とし、佐藤議長にも御同行いただきながら、台湾・秋田間のチャーター便を活用した台湾トップセールスに高橋教育長とともに参加してまいりました。
今回は、秋田空港でチャーター便の運航実績がある現地航空会社3社を訪問し、本市が誇る観光資源を強くPRするとともに、観光面だけでなく貿易面や教育旅行なども含めた相互交流を増加させていく取組みを進めることを確認したほか、帰国前日に開かれた交流懇談会では、秋田犬にまつわる「大館市と渋谷区や著名人とのつながり」についてプレゼンテーションを行い、大館市の魅力を発信してまいりました。
また、昨年、県と「国際交流協力覚書」を交わした高雄市の陳菊市長を表敬訪問した際には、高雄における木村泰治氏の功績を掘り下げながら大館との結びつきを発信していくことで台湾各都市の関心を集めることができ、それが秋田県全体の情報発信につながることを確信してきました。
一方、秋田犬ツーリズム独自の活動としては、台湾の広告代理店PILOT社を訪問し、台湾において秋田犬動画を広め、PRアワード・アジア2017でのダブル受賞に貢献していただいたことに対し、秋田犬ツーリズムと構成4首長との連名による感謝状を贈呈してまいりました。また、日本統治時代の建築物である旧台湾総督府庁舎などを視察し、日台の歴史的背景を認識しながら台湾への理解を深めることが誘客の拡大に必要であると感じてまいりました。
今後も県知事をトップとして、各自治体や関係機関と連携し、交流の促進に努めながら、ふるさと秋田のために大館ができることをさらに推し進めてまいります。
14 渋谷駅長トークセッションについて
6月11日、渋谷駅構内の事業者で構成する「渋谷ターミナル連絡会」の一行13人が本市を訪れ、大館市と縁の深いJR東日本渋谷駅の中村駅長、東急電鉄渋谷駅の廣田統括駅長らによる「5人の渋谷駅長さん、忠犬ハチ公のふるさと大館で渋谷を語る」と題したトークセッションを中央公民館で開催しました。
5人の駅長からは、ハチ公と渋谷・大館のつながりや、1日約30万人が利用する渋谷駅構内における秋田県や本市の観光振興策などについて語っていただきました。
本市と渋谷区は、忠犬ハチ公の縁で様々な交流が続いており、今後も秋田のために情報を発信していきたいとの言葉もいただき、渋谷との絆がより一層深まった1日となりました。
15 秋田犬を活用した観光誘客の取り組みについて
①ONSEN・ガストロノミーウォーキングinハチ公の里 大館温泉郷
6月10日、景観を楽しみながら歩き、郷土料理に舌鼓を打ち、ウォーキングで疲れた体を温泉で癒していただき、これら本市の魅力を発信してもらうこと、また「ハチ公の里」をアピールすることを目的として開催しました。
当日は、雨のためスタート地点を変更し、全長6キロメートルのコースとなりましたが、次第に天候も回復し、ウォーキングの途中では、どじょうの唐揚げ、比内地鶏、枝豆アイスなどを味わっていただいたほか、地酒の試飲や曲げわっぱ製作現場の見学なども行い、ゴールでは鶏めしを堪能していただきました。
参加した200人全員がゴールし、イベント後のアンケートでは、好意的な意見が多く寄せられたことから、来年度以降の開催についても検討してまいりたいと考えております。
また、同日には、旧小坂鉄道大館駅跡地において、秋田犬とのふれあいイベント「はちくんランド」も開催し、1,500人の来場者で賑わいました。
②観光PRラッピングバスの運行開始
市では、仙台市営バスと秋北バスの計2台にラッピングをして観光PRを展開しております。
仙台市営バスでは、インバウンド誘致と大館の認知度向上を図るため、「大館というところ。」の画像や「秋田犬の本場」をPRするラッピングとし、7月5日、仙台市長を表敬訪問するとともに、出発式を行いました。このバスは、主に仙台市内中心部から北部の路線で毎日数本ずつ運行しております。
また、秋北バスについては、8月1日に高速バスの出発式を行い、運行を開始しております。デザインは、大館市内で会うことができる秋田犬の「あこと飛鳥」「ゆき」の写真と名前のほか、「秋田犬に会える大館」をイメージしたものとしております。毎日、大館市と、盛岡市または仙台市の発着路線で運行しており、ショッピングモールなども路線に含まれていることから、大きな効果があるものと期待しております。
2台のラッピングバスは、ともに来年3月末までの運行としておりますが、「秋田犬といえば大館」というイメージを定着させるため、今後の反響を見極めながら、来年度以降の継続も検討してまいります。
③秋田犬ふれあい処の開設
地域おこし協力隊が飼育している秋田犬の「あこと飛鳥」は、これまでニプロハチ公ドームを活動拠点としておりましたが、4月にJR大館駅の観光駅長に任命されたことや、観光客が訪れやすい場所に「ふれあいの場」を提供したいとの考えから、大館駅前の大館市観光協会隣に活動拠点を移すこととし、8月10日に開所式を行いました。
2年連続でJR東日本の「駅弁大将軍」を受賞した株式会社花善の新社屋完成との相乗効果もあり、オープンからお盆期間までは連日200人を超える方が訪れ、駅前の賑わいにつながっているものと考えております。
16 夏季イベントの開催状況について
①大館バラまつり
6月3日から16日間にわたり開催され、約1万4,000人の来場者で賑わいました。期間中、大館ばら会によるコンテストに加え、バラの苗木やバラにちなんだお菓子の販売、バラの写真展などが行われました。また、4回目となったナイトガーデンは9日からの3日間、LEDライト等で夜のバラ園を幻想的にライトアップし、バラの魅力を楽しんでいただきました。
②大文字まつり
8月16日、今年で50回目の節目を迎えた大館大文字まつりが盛大に開催され、昼の部、夜の部合わせて約3万8,000人の人出で賑わいました。
昼の部では、大文字おどりやスクールバンド演奏のほか、ハチ公よさこいや、はちくんダンスなどが披露されました。夜の部では、50回記念のメイン行事として、秋田犬のふるさと大館を発信するため、例年の大文字に点を一画加えた犬文字焼きを披露し、これに合わせた打ち上げ花火は、昨年より700発多い2,500発を打ち上げ、記憶に残るイベントになりました。
開催に御尽力いただいた実行委員会、御支援いただいた協賛企業、関係者の皆様、また、お忙しい中駆けつけていただいた金田衆議院議員に対し、この場を借りて厚くお礼申し上げます。
③田代地域のイベント
6月11日、「田代名産たけのこ祭り」が田代多目的運動広場で開催され、約5,000人の来場者で賑わいました。田代岳で採れた旬の生たけのこや、名物の大館さくら豚入りたけのこ汁は、販売開始前から長蛇の列ができるほどの大盛況でした。ステージイベントでは、「たけのこ汁早食い競争」などが行われたほか、ダックスムーンやまちあわせハチ公ガールズにも出演していただき、さらに、今年も特別ゲストとして豪風関ら尾車部屋の力士が訪れ、相撲甚句を披露していただきました。
また、8月19日には、「大鮎の里ふるさとまつり」が外川原地区の米代川河川緑地で開催され、地元田代中学校吹奏楽部の演奏を皮切りに、フィナーレの打ち上げ花火まで盛りだくさんのイベントに、会場を訪れた約4,100人の来場者は、ふるさとの夏祭りを満喫しておりました。
17 釈迦内パーキングエリアを活用した観光利用促進に関する社会実験について
国土交通省道路局が実施している「道路に関する新たな取り組みの現地実証実験」に、本市が申請した社会実験がこのほど採択されました。
この実験は、関係機関や地域住民の参加のもと、Uターン可能な既存PAを活用し、自動車などで駐車場に行き、そこから公共交通機関に乗り換えて目的地に行くP&R方式により実施するものであります。
市では、忠犬ハチ公ゆかりの地や歴史的建造物など観光地を巡る周遊バスを運行し、PA内での物販等で得た収益を、PAの管理やバス運行にかかる経費に充てる仕組みについて試行、評価することとしております。
本市には、秋田犬を基軸とした観光施策や、「歴史的風致維持向上計画」の認定など、この実験に対応できる豊富な材料があるからこそ採択されたものと考えております。
この社会実験を実施するに当たり、市や関係する商工・運輸・地域の各団体で構成する「(仮称)大館観光促進周遊バス社会実験協議会」を設置することとしており、今後具体的な内容について検討してまいります。
18 市営新町住宅他建替え事業第二期工事の完了について
このたび、新町住宅15戸、中町住宅18戸、合わせて33戸が完成しました。8月25日に竣工式を行ったところであり、31日に事業者である株式会社大館住宅開発から市へ引き渡しの予定となっております。
新町・中町住宅の入居応募状況については、これまで住んでいた方を除く25戸について募集したところ、多数の応募があり、入居条件を満たした世帯について7月11日に抽選会を行いました。入居が決まった世帯は、9月1日から順次引越しをすることとしております。
本住宅の整備は、多様な世代や世帯構成の入居を図り、バリアフリーやユニバーサルデザインの配慮など多様な入居者ニーズへの対応を基本としており、まちなか居住の促進、中心市街地の活性化に寄与するものと考えております。
事業契約から4年2か月という長い工期でありましたが、近隣住民の方々をはじめ、市民の皆様の御理解、御協力に心から感謝申し上げます。
19 NHKのど自慢について
8月5日、6日の2日間、市民文化会館開館35周年記念事業として「NHKのど自慢」を開催しました。
老若男女を問わず、国民の多くが知る長寿番組ということもあり、出場希望には約500組、また、観覧希望には、3,800通以上の応募が全国から寄せられ、番組の人気ぶりを改めて実感したところです。
全国生放送の6日は、予選を勝ち抜いた20組の熱唱と個性豊かなパフォーマンスが会場を盛り上げ、前日の予選会と併せて多くの市民の皆様に楽しんでいただきました。
また、番組中では、秋田犬をはじめ、大館曲げわっぱやきりたんぽが紹介されたほか、「はちくん」も登場するなど、「わがふるさと大館」を全国に発信できたことは、今後の交流人口の拡大につながるものと思っております。
今後も、市民文化会館、ニプロハチ公ドームをはじめとする文教施設を最大限に活用し、市民の皆様に様々なイベントや芸術文化を提供してまいります。
20 大館市成人式について
8月15日、市民文化会館において、平成29年度大館市成人式が対象者の75.6パーセントに当たる546人の参加により盛大に行われました。
新成人代表からは「私たちがこうして集い、成人式を迎えられたのは、支えてくれた両親、家族、そして地域の方々のおかげです。これからは、恩返しをする番だと自覚し、この大館を愛し、誇りに思い、支え続けていくことを誓います。」との決意が述べられました。
今年は、恩師の方々が壇上から新成人に声援を送り、久しぶりの再会に会場は大変盛り上がりました。また、式典後には、実行委員会主催のイベントが行われ、秋田看護福祉大学サークルによる「アカペラ」と「思い出写真スライドショー」が披露され、恩師や級友との再会を喜び、近況を報告し合う姿が多く見られました。
21 東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿誘致に向けたタイ王国訪問について
7月23日から4日間の日程で、2020年東京オリンピック・パラリンピックにおける事前合宿の誘致に向けたセミナーがタイ王国バンコク市内で開催され、高橋教育長が出席しました。
今回のセミナーは、タイ王国のホストタウンに登録されている自治体を対象として、タイ王国スポーツ庁が開催したもので、スポーツ分野における両国の国際協力についての理解を深めながら、参加自治体がタイ王国の各スポーツ協会等に対し、東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けた情報を提供することなどを目的としており、事前合宿の有力候補地となっている秋田県からは仙北市、美郷町と本市が、そして福岡県北九州市、茨城県龍ケ崎市が参加しました。
プレゼンテーションでは、教育長が「はちくん」帽子・Tシャツ・しっぽを身に着け、忠犬ハチ公のふるさと大館をアピールしながら、特産品や食文化、スポーツ施設の受入れ状況をPRし、事前合宿誘致に向けた情報発信ができたとの報告を受けております。
今後も、タイ王国と本市との交流事業を積極的に進めるとともに、県や市の競技団体とも連携を図りながら、ぜひとも事前合宿地に選定していただけるよう、招致活動を行ってまいります。
22 国民体育大会東北ブロック大会兼東北総合体育大会について
昨年8月から準備を進めてきたミニ国体のバスケットボール、ソフトテニス及び軟式野球競技が、8月18日から20日までタクミアリーナ、高館テニスコート、田代野球場及び達子森野球場を会場に開催され、成功裏に終了することができました。
東北各県から訪れた選手、監督は約550人、来場者数は、バスケットボール競技が3日間で5,300人、ソフトテニス競技は2日間で1,450人、軟式野球競技が2日間で700人となりました。
合宿誘致や大規模スポーツ大会誘致など、スポーツツーリズムによる交流人口拡大を積極的に推進している本市にとりましても、本大会の成功は大変意義深いものであり、競技関係者をはじめ、審判員、高校生など多くの皆様の御支援、御協力に深く感謝申し上げます。
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