塚田 悠絋 さん

このページでは、ずっと大館に住まわれているかた、大館に戻って来られたかた、新しく大館に来られたかたなど、いろいろな“おおだて暮らし”をしているかたを紹介します。
管理人である地域おこし協力隊と様々なみなさんとのお話を紹介することで、少しでも大館を身近に感じてもらえればと思います。

第二回目は大館商工会議所で働く、塚田悠紘さんにお話を伺いました!
大館特産の枝豆のPRやご当地アイドルへの取り組みなど、幅広くご活躍されています。

写真:塚田悠紘

■簡単なご紹介
  お名前:塚田悠紘(つかだ ゆうこう)さん
  出身地:大館市
  お仕事:大館商工会議所

ー塚田さん、今日はよろしくお願いします! 

 はい、よろしくお願いします。

ー出身は大館ということですが、一度北海道に行かれているんですね。

 そうですね、北海道の大学に進学し、そのままそちらで就職しました。その後、2012年の8月に大館に戻ってきました。

ーなぜ大館に戻ってこられたのでしょうか?

 以前勤めていた会社が北海道の観光や物産をプロデュースする会社だったのですが、その中で日本最北端の礼文島(れぶんとう)に携わる機会がありました。礼文島は人口わずか3000人ほどの島ですが、その自然や食、人に魅かれ年間30万人の観光客が訪れるほどの場所です。その礼文島のプロデュースに携わって2,3年したころにふと、「故郷の大館でも同じことができるのではないか」ということをぼんやり思いだしたんです。
 北海道も礼文島のビジネスモデルを使って成功をしているので、それを大館でもできるのではないかと。

ー間近で礼文島の成功事例に携わった経験を、大館でも活かせるのではないかと思ったと。

 はい、そこでひとつ大きな事業が落ち着いたタイミングで、大館に戻ってきました。

ーそこで大館の商工会議所に入られたんですね。

 最初は起業しようと思っていたのですが、高校を卒業してから10年ほど経っていてひとのネットワークもなかったんです。であればと思い、短い期間でも多くの人に出会えるような職を探していたところタイミングよく商工会議所の求人がありました。すぐに応募をしました。

ー本当にいいタイミング!
 そこから現在の枝豆の取り組みにつながるんですね。

 そうですね、2014年の8月から取り組み始めました。大館の人々はみな謙虚なのか、自分のところの枝豆がこんなにおいしいということに気づいていないんです。そこに気づいてもらうきっかけを作りたい、大館の枝豆がどこまで勝負できるか挑戦したいという気持ちで取り組んでいます。

ーその一環で枝豆スイーツを展開していると。

 実は大館では、食品の加工をするところがものすごく少ないんです。なので加工品を作るにしてもなかなか大きな枠組みで取り組めないなと。そこで考えたのが、お菓子屋さんでの様々な枝豆スイーツの展開です。大館には老舗のお菓子屋さんがたくさんありますが、そちらのほうでも、なにか新しいスイーツを作りたいという気持ちをもってくれていて。そこから一気に走りだしましたね。

写真:打ち合わせの様子

枝豆スイーツの打ち合わせ中の塚田さん。

ーお互いのそういった思いや熱が枝豆スイーツという形で動き出したんですね。
 そうした枝豆のPRには、ご当地アイドル「まちあわせハチ公ガールズ」も一役買ってくれていますね。

 同級生の親友が、ご当地アイドルを仕掛けたんですが、その親友を手伝いたいという気持ちと、大館を盛り上げたいという気持ちで裏方のような形で携わらせてもらっています。
 今、大館の子供は大館のことを「好き」、「嫌い」というのでなく「無関心」になっている子が多いと思うんです。これはまずいなと思って、そうした中で同世代の子たちが大館のことを発信してくれたら大館に興味を持つきっかけになるのではないかと。

塚田さんとまちあわせハチ公ガールズのメンバー。

ー確かに同世代の人が頑張っていると、自然と目が向きます。
 本当にいろいろとお忙しくされていますが、休日などはどう過ごしていますか?

 おもにランニングや登山ですかね。特に山登りは何もかも忘れらます(笑)大館にも鳳凰山や竜が森、矢立遊歩道などいいところがいっぱいありますね。礼文島の影響もあるのか、最近はアウトドアですね。

ーぜひ今度誘ってください!

 行きましょう!

 

ーお仕事にプライベートに本当に充実されている様子です。
 それでは最後に、これから大館に来る方にお伝えしたいことはありますか?

 いいまちです、というのは簡単ですが、暮らしていくうえで衣食住のお金がかかりますし、仕事の問題もあります。
 大館で信念を持って、自分がやりたいこと、どういう「価値」を作りたいかが明確にあるのであれば、その「価値」作りのお手伝いはいくらでもさせてもらいます。
 なによりそれが私のやりたいことですから。

ー塚田さん、お忙しいところどうもありがとうございました!!
 次回もいろいろな方々にお話を伺っていこうと思います!

 

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