平成11年12月定例会行政報告(平成11年12月1日)
- 西暦2000年問題について
- 地域振興券交付事業について
- JR東日本花輪線近代化整備に伴う合理化について
- 秋田県北部エコタウン計画について
- ISO14001認証取得に向けての取り組み状況について
- 農地転用問題について
- 土壌洗浄による資源回収事業について
- ダイオキシン類の緊急全国一斉調査結果について
- 介護保険事業計画作成について
- 中心市街地活性化基本計画策定の進捗状況について
- 第3回大館圏域産業祭について
- 秋のまつり行事について
- 第6回大館ふるさと会総会について
- あきた北空港開港1周年記念・首都圏観光キャンペーンについて
- 平成11年度の農業について
- 公共事業の進捗状況について
12月定例会に当たり、提出議案の説明に先立ちまして9月定例会以後の主な事項について、概要をご報告申し上げます。
1.西暦2000年問題について
市では、コンピュータ等の西暦2000年問題に的確に対応するため、7月1日に対策本部を設置して対策を講じてきたところでありますが、その措置状況についてご報告申し上げます。
まず、市の行政事務の基幹となっております汎用コンピュータシステムや財務会計システム、水道の業務用コンピュータなどについては、10月までに2000年を想定した模擬テストを実施し、問題のないことを確認しております。また、市立病院においては、人工呼吸器等の停電時対応テストや模擬テストが可能な機器類についてテストを完了し、水道の取水・配水・給水システムについても問題がないことが確認できており、市民生活や市の業務に重大な影響を及ぼすようなことは予想されていないところです。
また、政府の「高度情報通信社会推進本部決定事項」においても、2000年問題に起因して、日常生活に深刻な影響を与えるような大きな混乱は生じないとされておりますが、一方では、小規模・短期的な不都合が生ずる可能性も指摘されていることから、市民の安全を第一に、万一の場合に備え、私が陣頭に立って指揮してまいる所存です。
特に年末年始、12月31日から1月1日にかけては、私も含め、幹部職員や担当職員が市役所、市立病院、水道浄水場など主要施設で待機し、万が一、問題が発生したとしても、市の関連する部門については、すばやく代替策、復旧策を講ずる体制を整えております。 また、1月2日には、全業務にわたってのシステムの立ち上げ確認を行い、円滑に4日の仕事始めが迎えられるよう準備を整えることにしております。
市民の皆様へは、デマなどにまどわされることのないよう、「広報おおだて」の12月1日号と16日号の2回にわたって内容や対応をお知らせしてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
市では、3月16日に地域振興券の交付を開始し、6か月後の9月15日でその使用期限を迎えておりますが、最終的な交付件数は 交付予定総数の99.2%に当たる18,051件で、交付額は
3億6,102万円となっております。
内訳は15歳以下が10,318件で交付予定数の99.9%、その他が7,733件で交付予定数の98.3%となっております。
一方、11月16日までの換金請求額は3億5,949万円で、交付済額の99.5%となっております。
登録事業者からの換金請求期限が12月15日までと迫っておりますことから、早期のご請求をお願いしているところです。
地域振興券交付事業につきましては、議会を初め事業者、金融機関各位のこれまでのご支援、ご協力に対し深く感謝申し上げます。
3.JR東日本花輪線近代化整備に伴う合理化について
JR東日本旅客鉄道株式会社盛岡支社では、列車運行の安全性向上を図るため10数億円の事業費で、花輪線においてCTC(列車集中制御装置)の整備を進めてきたところであり、この事業が完成することで、本市管内では12月4日のダイヤ改正と併せて、東大館駅を業務委託、大滝温泉駅は無人化するという説明を8月26日に受けたところです。
市としましては、合理化案の見直しについて、所管の常任委員会のご助言をいただきながら花輪線沿線の19市町村で構成する「花輪線整備促進期成同盟会」とともに行動を起こし、要望活動を実施してまいりましたが、11月16日に同盟会を介して、花輪線の合理化については、会社の経営方針でもあり計画どおり実施するので、事情を理解してほしいとする通知があったところです。
このことにつきましては地元町内会へ説明したところですが、今後とも無人化となる大滝温泉駅の乗降客の安全性や利便性の確保について、要望活動を展開してまいりたいと考えております。
4.秋田県北部エコタウン計画について
秋田県北部エコタウン計画については、厚生省及び通商産業省に対し承認申請をしておりましたが、11月12日に「地域におけるゼロ・エミッション構想推進のためのエコタウンプラン(環境と調和したまちづくり計画)承認式」が、通商産業省本省において開催され、本計画が承認されました。
本計画は、秋田県北部地域18市町村を対象に「廃棄物の発生抑制・減量化と再資源化」、「鉱業関連基盤を活用した新しい産業の創出」、「地域産業の連携による資源循環型産業の創出」、「新エネルギーの導入」を目指すものでありますが、計画が承認されたことで、事業化に向けてなお一層はずみがつくものと考えます。
家電リサイクル事業のほか、コンポストセンター整備事業、リサイクルプラザ整備事業など主要プロジェクト事業の多くは本市に計画されており、今後は、地域の環境に十分配慮しながら産・学・官一体となって産業振興、雇用創出など地域の活性化に結びつけてまいりたいと考えております。
次に、主要事業の一つである家電リサイクル事業に関連した、使用済み家電製品自治体収集モデル事業についてでありますが、これは、平成13年度から家電リサイクル法が本格施行されることに伴い、市が収集する使用済み家電製品の収集形態を構築するため、長木地区をモデル地区として実施したものであります。
10月1日から22日までの受付期間中に、114世帯から187台の申し出があり、10月11日、19日、27日の3日間に収集車5台で、111世帯からテレビ83台、冷蔵庫55台、洗濯機40台、エアコン1台の計179台を収集しております。
今後は、モデル事業によるデータをもとに、大館市使用済み家電製品収集システム研究会において、本市における収集システムを構築してまいりますので、よろしくご理解を賜りたいと存じます。
5.ISO14001認証取得に向けての取り組み状況について
去る7月1日以来構築作業に取り組んでおります、本市の環境マネジメントシステム導入について、現在までの進捗状況と今後の予定についてご報告申し上げます。
はじめに進捗状況についてでありますが、これまでプロジェクトチームによる検討会を4回開催し、システムの骨格となる16の要綱、要領を制定するとともに、職員を対象に延べ6回の基礎研修を実施しております。
また、各課等の事務・事業が環境に与える影響についての現状を把握し、市がシステムにおいて取り組むべき対象を特定するための環境影響調査も実施しております。
現在は、システムの柱ともいうべき「環境方針」と「環境管理マニュアル」を策定するための作業に取り組むとともに、システムの評価の役割を担う内部環境監査員の養成を行っているところであります。
今後の予定につきましては、本定例会終了後に「環境方針」及び「環境管理マニュアル」に基づく職員研修を実施し、来年1月にはシステムの運用を開始するなど、平成12年度中の認証取得に向け引き続き作業に取り組んでまいりますので、よろしくご理解、ご協力をお願い申し上げます。
6.農地転用問題について
このほど最高裁小法廷において、農地法違反の罪に問われた市の前部長待遇佐藤秀明氏の上告が棄却されました。これにより同氏の懲役6月、執行猶予2年の有罪が確定したことになります。
小畑惣一郎氏の裁判はいまだ継続中でありますが、結果的に、本市の行政事務の中で、市の職員が意図的に違法行為をしていたことに対する刑が確定したわけであり、重く受け止めております。
平成9年10月末に秋田地検の家宅捜索を受けてから2年余、この間、職員の逮捕や裁判への私自身の出廷など、様々な形で議会や市民の皆様初め多くの方々に大変な不安やご心配をおかけしてしてきたところであり、誠に申し訳なく思っております。
私自身、一連の事態の責任として平成10年1月から6か月間、自戒の処置を取らせていただき、さらには、職員ともども本件を肝に銘じ、二度とこのようなことを起こさぬよう再発防止策を講じながら、市政に対する市民の信頼を回復するため、全力をあげて職務に取り組んでまいったところでありますが、今後とも、現下の不安定な社会情勢の中で市政の果たすべき役割を的確にとらえ、職員と一丸となって市民の福祉の向上のため邁進してまいる所存であります。
また、土地の問題につきましては、小畑氏の裁判の推移を見守りながら、時期を見定めて議会にご相談申し上げ、総合的に考えた場合の最良の方向性を見い出して、国や県に取り扱いをお願いしたいと考えておりますので、よろしくご理解を賜りますようお願い申し上げます。
7.土壌洗浄による資源回収事業について
花岡鉱業 松峰選鉱場で行われていました土壌洗浄による資源回収事業につきましては、11月8日に最後の土壌が松峰選鉱場から搬出され、すべての処理作業が事故もなく無事終了した旨の報告を受けております。
去る7月24日から始まった土壌洗浄は、鉱山の最先端技術を生かして土壌を無害化するとともに有効な資源を回収するもので、搬入されてきた6,400tの土壌からはセメント原料や鉛が回収されるなど、全量リサイクルされております。
市、環境庁、秋田県及び事業者の花岡鉱業では、この事業の安全確保と環境保全のため、事業開始前から、そして、事業終了後も、それぞれ独自に環境モニタリングを実施してきたところですが、測定分析結果はいずれも基準値以下となっております。
8.ダイオキシン類の緊急全国一斉調査結果について
環境庁では昨年度、全国的なダイオキシン類の実態を把握するために、全国約400か所に測定地点を定め、大気、水、土壌など7つの環境媒体について緊急に調査いたしました。このうち任意に選定された全国20か所の重点調査対象地域の一つとして、本市がその対象地域になったところです。
このほど全国集計がまとまり、環境庁から発表されたところですが、本市の測定結果につきましては、大気及び土壌は環境庁が設定している指針及びガイドライン値を下回っておりました。その他の媒体については指針や基準値が設定されておりませんが、全国調査の平均値と比べますと、降下ばいじんと公共水域水質については下回っておりましたが、地下水質、水生生物などの中には上回っている検体もありました。
環境庁では、これらの調査結果を踏まえながら、ダイオキシン類の環境基準と排水基準を設定するということでありますので、今後の動向を注意深く見守り、対処してまいりたいと存じます。
なお、本定例会に、県とともにダイオキシン類の追跡調査をするための費用を予算計上しておりますので、よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。
9.介護保険事業計画作成について
平成12年4月に施行されます介護保険制度の根幹をなす、本市の介護保険事業計画の中間取りまとめについてご報告いたします。
介護保険事業計画は、地域住民が必要としている介護サービスを円滑に実施できるよう、市町村が国の基本方針に則して定めることとされているものです。
この計画は、5年を1期とし、3年ごとに見直しを図るもので、第1回目の計画には平成12年度から平成16年度までの本市の介護サービスの見込み量、見込み量を確保するための方策、指定居宅サービス事業者相互間の連携の確保及びその他の介護給付等の円滑な提供を図るための事業等の事項を盛り込み、平成11年度中に定めることになっております。
市では、大館市介護保険事業計画作成委員会を設置し、去る9月24日に開催した第3回目の会議において中間取りまとめを行ったところです。
この取りまとめの主な内容について申し上げますと、まず、平成12年度の本市の高齢者人口推計を15,872人としております。このうち、要支援・要介護者数は在宅が1,815人、施設入所者が584人の合計2,399人と予測しております。
保険料の設定は3年を単位としておりますので、平成12年度から14年度までの3年間の標準給付見込額は、91億3,500万円、市が徴収する第1号被保険者の3年分の保険料賦課総額は16億1千万円となります。
このことから、第1号被保険者の保険料基準月額は3,016円と推計しました。この標準給付見込額の中には、市町村特別給付及び保健福祉事業の費用として年間5千万円、3年間で1億5千万円を計上しております。市町村特別給付費としては、横出しサービスとして寝具乾燥サービスとおむつ支給サービスを、保健福祉事業としては、介護教室と高額介護サービス費貸付け制度を計上しております。
ちなみに、全国平均の第1号被保険者の保険料基準月額は、 2,885円でありますが、本市においても市町村特別給付と保健福祉事業を計上しなければ、保険料基準月額は、2,750円程度となります。
この中間取りまとめの数値につきましては、介護報酬の本単価が平成12年1月末に示されますことから、それを基に算定見直しを行う必要がありますので、若干変動が見込まれます。
また、要介護認定において自立と判定された高齢者に対する施策については、今年度中に見直しを図る老人保健福祉計画の中で検討予定でありますので、よろしくご理解を賜りたいと存じます。
10.中心市街地活性化基本計画策定の進捗状況について
中心市街地活性化基本計画の策定につきましては、本年7月に策定委員会とワーキング部会を設置して以来、これまでに策定委員会を3回、ワーキング部会を9回開催しております。
この度の基本計画は、21世紀のまちづくりを考えながら、今後着手する可能性の高い事業を取り上げるものでありますが、その策定に当たっては、市民の皆様の考えを反映するための方策として”まちづくり市民会議”を市内4か所で開催したほか、消費者懇談会、先進地視察などを行っております。
また、事業案によっては、地元主導の住民説明会を10回以上も開催した地区もあり、今回の基本計画にかける地元の期待と熱意の強さが感じられます。
中心市街地活性化への取り組みで最も大切なことは、基本計画策定後に、まちづくりを管理運営する民間組織、いわゆるTMOと市が、基本計画の中からどの事業を優先して事業化を図り、着手するかということですが、策定委員会では、この要素を基本計画にフィードバックし、策定に向け取り組んでいる状況と聞いております。
市議会の担当委員会及び「中心市街地活性化を支援する市議の会」の皆様に対しましては、これまでの取り組み状況についてご報告し、ご提言をいただいているところでありますが、今後とも、よろしくご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
11.第3回大館圏域産業祭について
比内、田代、小坂の3町と共に10月30日、31日の両日に開催しました「第3回大館圏域産業祭」は、樹海ドーム行事として定着し、また好天にも恵まれまして、大館近隣、県内はもとより、遠く青森県や岩手県の方々も訪れるなど、過去最高の45,059人の来場者があり、大変なにぎわいとなりました。
商工展には、郷土品展示が150社1,500点、職場展が17社、商業セールが47社の出展、農業展には農林産物展示376点、園児・小学生の図画・書写展示839点、高齢者の方々による寿作品展40点、菊花展は200点、圏域交流展8社、フリーマーケット160店、中古車セール160台など、多種にわたり数多くの展示や販売が行われました。
また、今年からステージイベントが取り入れられ、粕田酒こし舞や民謡ショー、大道芸人によるパフォーマンスなどで終日にぎわい、大変好評を得ました。
第3回目を迎え、本産業祭が完全に地域の大イベントとして位置づけられ、遠方からの来場・観覧者も多くなってまいりましたことから、実行委員会では次回に向け、さらに魅力的な企画を検討しておりますので、今後とも、関係各位のご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
12.秋のまつり行事について
(1)きりたんぽまつり
第27回目を迎えた「本場大館きりたんぽまつり」は10月9日と10日に開催されました。
恒例のイベント中、最も評判の良い「たんぽ千本焼き」には大勢の市民や県内外からの観光客が殺到し、用意した材料が”あっというま”になくなるほどの大人気でした。実行委員会では、遠方からの観光客が年々増加していることから、次回からはきりたんぽ・比内鶏素材のお土産品や地元物産品の販売なども行い、観光イベントとしてさらに充実、発展させてまいりたいと考えております。
(2)市日まつり
今回で5回目を迎える「秋の市日まつり」は、10月17日に中町通りを歩行者天国にして開催されました。あいにくの小雨模様の天候にもかかわらず、秋の新鮮な味覚を求める市民や観光客を中心に約17,000人の来場者がありました。
中町通り全区間が露店でぎっしり埋まり、会場は大盛況でした。さらに、商店街の活性化を目指して大町商店街振興組合婦人部も屋台の食堂を出すなどまつりに一役買いました。
一昨年から始められた市日まつりも、商店街のイベントとしてすっかり定着しましたので、今後は、大町通りでの開催をめざして取り組んでまいりたいと考えております。
(3)渋谷区くみんの広場
11月3日、4日の両日、東京渋谷区恒例の「くみんの広場」(通称:渋谷区民祭)が開催され、大館市も忠犬ハチ公の縁で3回目の出展をしました。
毎年大好評の秋田犬の展覧を中心に、きりたんぽや比内鶏の屋台、地酒・お菓子などの物産品の販売、あきた北空港や観光のキャンペーンなどを行いました。
秋田犬のまわりは常時輪ができるほどの人気で、物産販売も売り切れ品続出の大好評となりました。リピーター客も多く、大館市コーナーの来場者は約2万人にものぼりました。
(4)トムトムの里フェスティバル
第7回トムトムの里フェスティバルは11月14日に、大改装になった温水プールを会場に開催されました。25メートルプールでの各種競技種目やレクリエーション種目の大会のほか、水中エアロビクスの披露も行われました。流水プールが1日無料開放されたこともあって、大勢の親子連れなど1,500人の来場者がありました。
広場の露店や特産物などの販売所にも地元のりんごやねぎなどを買い求める多くの人々があふれるなど、1日中大滝温泉がにぎわいました。
次回からは今春オープンの北部シルバータウンとの共催により、大滝温泉の振興策としてさらに充実させてまいります。
13.第6回大館ふるさと会総会について
第6回目を迎えた平成11年度の大館ふるさと会の総会が11月14日、東京のホテルグランドパレスで開催され、ふるさとに思いを寄せる会員など120名が出席しました。
総会では、会の名称を「首都圏大館ふるさと会」に変更することや、ふるさと支援特別事業として、大館の中学生を対象に「大館」をテーマにした作文を募集し、東京ディズニーランドへ招待することを決定いただきました。
懇親会では恒例のきりたんぽや中山そば、地酒などに舌鼓を打ち、地元出身演歌歌手の歌をまじえながら心ゆくまでふるさとの話題を語り合い、大変な盛り上がりとなりました。
14.あきた北空港開港1周年記念・首都圏観光キャンペーンについて
あきた北空港の圏域18市町村の官民で構成するあきた北空港圏域観光キャンペーン実行委員会では、空港開港1周年と東京2便化をPRするため、10月22日から24日まで首都圏で観光キャンペーンを展開しました。
渋谷駅前での街頭宣伝を皮切りに、観光エージェントやマスコミ各社への観光キャラバン隊の訪問、さらには、キャンペーンのメインイベントとして、23日、24日の両日、NHK前広場で「北のあきた観光と物産フェア」を開催しました。
あきた北空港圏域の観光PRを中心に、各地の特産品販売や特産屋台、世界最大の綴子大太鼓の壮大な演奏や本場大館きりたんぽの試食会、秋田犬の展覧など各種コーナーを開設し、好天にも恵まれ、また、同時開催されたNHK秋の健康広場イベントとの相乗効果で2日間で約4万人もの来場者がありました。
また、この様子はNHK「土曜スタジオパーク」で全国放送され、首都圏のローカルニュースにもイベントが放映されるなど大きなPR効果があったと思っております。
今後も、米代川流域圏域市町村の観光物産PR活動として、NHKのご協力を頂きながら継続してまいりたいと考えておりますので、議会を初め関係各位のご支援をよろしくお願い申し上げます。
15.平成11年度の農業について
本年度の農作物の作柄状況でありますが、夏場に1か月以上に及ぶ異常高温に見舞われるなど天候に翻弄され、自然を相手にする農業の難しさを感じた1年になりました。
高温の影響が特に大きかったのが、野菜です。やまのいもは、小玉傾向と形状の乱れにより、収量・品質の低下が顕著でした。また、夏秋トマト・夏ネギについても落花や成育の停滞から、出荷量が例年に比べ著しく落ち込みましたが、その後の収穫となる秋冬ものについては、平年作が見込まれております。
次に果樹ですが、高温・かんばつに台風の通過なども重なり、一時は被害の増大が懸念されましたが、被害は一部に留まっており、その後の天候の持ち直しとともに回復が見られたことから、りんご、なしとも、平年並程度の作柄にこぎ着けております。
基幹作物である水稲につきましては、作況指数が101と量的には「平年並み」を確保しましたが、近年になく品質が悪く、1等米比率は55%台となってしまいました。これは、カメムシ被害によるところが大きく、作況指数に安堵していた生産農家にとっては、表現できないほど大きなダメージとなりました。
市としましては、この被害と下落の続く米価に対応するため、県と共に「稲作農家緊急経営安定資金」を低金利で融資し、稲作農家の経営安定と来年以降の生産を支援してまいりたいと考えております。
最後に、緊急生産調整の取り組みについてでありますが、転作配分面積1,026ヘクタールに対して、一律32.5%の転作率でお願いしましたところ、実施面積が1,220ヘクタール、達成率が101.2%となりました。目標達成にご理解、ご協力をいただきました農家の皆様に対しまして、心から感謝申し上げる次第です。
16.公共事業の進捗状況について
市の公共事業の進捗状況は、11月末現在で発注量に対して85パーセントの見込みとなっており、順調に推移しております。
個別の主な事業の進捗状況につきましては、まず、生活関連では、先の議会でも申し上げました、上川沿小学校前の東台山館線道路改良事業が、10月末に全線完成し供用を開始しております。これで東・南・西の3環状バイパス関連の未供用部分が総て完成したことになり、市街区の幹線市道の渋滞解消と交通安全が一段と図られることになると思っております。
また、市道池内二井田線は、既に用地買収と補償契約が終了しまして、主要地方道比内田代線までの270メートルの道路改良工事については40パーセントの進捗率となっております。
松木踏切まちづくり特別対策事業は、奥羽・花輪両線の線路下、地下道295メートルについて、JR東日本の施工により予定どおり年度内に完成することとなっております。また、地下道前後の取付道路についても60パーセントの進捗となっており、来年度の全線完成に向け順調に推移しております。
次に、都市計画街路事業の大館駅東大館線街路築造工事は、市立病院前の国道7号から弁天町までの120メートルの工事が、年度内供用開始に向け現在30パーセントに、その先の区間の用地買収と補償費については70パーセントの進捗率になっており、同路線の大館駅前工区については、小坂鉄道の軌道撤去等補償が終了し、踏切新設工事は40パーセント、その先の、既設市道との合流点までの南側道路改良工事60メートルについては30パーセントの進捗率となっております。
次に、公共下水道事業では水門町ほか6工区で管路延長5.4キロメートルについて現在65パーセント、乱川第5都市下水路整備事業では小釈迦内集落内358メートルについて35パーセントの進捗率となっており、両事業とも3月の工期内には完了する予定となっております。
農林業関連では、麓西地区農業集落排水事業は、今年度の一部本宮集落の供用開始に向け2.8キロメートルの管路工事を発注しており、その進捗率は20パーセントと、また、水沢線林道ほか5路線の林道開設事業については、今年度実施総延長4,575メートルについて50パーセントの進捗率で、いずれも工期内に完了予定であります。これにより林道6路線のうち、水沢、中山館、赤沢林道の3路線、関係する総受益森林面積446ヘクタールについての総延長8,147メートル、全線整備終了となります。
また、水道事業会計では、9年度から12年度まで継続の花岡地区統合簡易水道事業は、今年度、二井山地区ほか3地区で、受益世帯311世帯についての、管路延長6,866メートルを施工中で、進捗率は40パーセントとなっており、市街区老朽管更新事業では、御成町地区と鉄砲場地区の一部管路延長5,707メートルがこの11月30日で完成したところであります。
以上、個別に主な事業の進捗状況をご報告申し上げましたが、この度の、国の経済新生対策としての第2次補正予算等に伴います事業追加につきましては、本定例会にお願いして、一部事業繰越しとなる予定でありますが、それ以外につきましては、年度内の完工に向けて順調に事業が進められておりますので、よろしくご理解を賜りたいと存じます。